東京の看護師さんの年収は他地域より若干高め
平成24年度の看護師平均年収は471万円で、平均月収は33万円となっています。
女性の平均的な年収は200万円台なので他の職種に比べると看護師の給料は高水準となっています。
ただし、残業や夜勤など不規則な生活や精神的、体力的にハードな看護師はそれなりの収入がなければ割に合いません。
では、東京の平均年収はどうかと言えば、夜勤が月4回ほどあって約500万円程度と言われています。
全国平均に比べて若干高いですが、そこまで差は無いようです。
他の職業だと東京の給与は高くなりがちですが、役職手当がほとんど無い看護師は東京だから高いとは限りません。
一度離職すると給与は下がってしまいます
看護師の95%は女性が占めている職業のため、多くの看護師さんは結婚、出産・育児、介護などのライフスタイルの変化に伴い辞めてしまうケースが多く見受けられます。
したがって、たとえブランク明けで復職したとしても、家庭と仕事を両立する看護師さんが多いため、夜勤や残業が無い日勤のみを選び非正規雇用として働くため給与が低くなってしまいます。
また、医療機関によっては、過去の職務経験などを給料に反映してくれる職場もあれば、新人と同じ扱いとして低い給料からスタートする職場もあるので事前に確認しておくことが必要です。
看護師さんは昇給のチャンスが少ない
看護師の役職は、副主任、主任、副師長、師長などがあり、これらの職に就くことで役職手当が支給されて大きく給与アップが期待できます。
しかし、看護職は、一部署に占める看護師数が多いため、部署の看護師数に対する役職のポスト数が少なく、昇給の機会が少ないのが現実です。
したがって、役職手当が付き難く、賃金カーブも上がり難い職種であります。
それにもかかわらず、東京では生活コストが高くかかるため、東京で働いたからと言って給料が高く感じることはあまりないでしょう。